ピグマリオンの教育方法

指先能力の育成

●握ること・つまむことの大切さ

サルと他の動物との違いは、物を握ることができるかどうかということです。一見してサルには見えない原始的なサル(アイアイや メガネザルなど)でも、サルならば物を握ることができます。しかし、サル以外の動物は物を握ることができません。しかも、指と指で 物を掴むことは、高等なサルにしかできないのです。そして、一番人間に近いといわれるチンパンジーでも、親指と人差し指で物を掴む ことができません。この親指と人差し指を対向させることこそ、人がサル以上の能力を育成する基礎となった能力なのです。それとともに、 人間だけが進化させた能力である、目と手を協調させて使うという能力の向上が行われ、サル以上の進化を遂げる基となったのです。

●指先の調整能力が未発達な子どもは、考えることができない

指先の調整能力が未発達な子どもは、学ぶ力が弱く、思考力や想像力も低いレベル(つまり、チンパンジーと同じレベルです)なので、 暗記したり、繰り返したり、覚えたりすることによって知識を増やすということになりがちです。そのため、まず「以前やったことがあるか」、 「それを覚えているか」という考えになります。つまり、新しい問題があっても、それを解決しようという意欲が育たないのです。

●両手を使うことの大切さ

精神的にも知的にも自立していない子どもは、片手で物を処理しようとします。ボタンを留めるにしても、ズボンをはくにしても、片手 ではなかなか上手にできません。食事、鼻をかむ、ハサミで紙を切る、ひも通し、全て片手だけではできません。図形遊びの時に、片手で 物を置こうとする子どもは、今まで片手の生活をしてきた子どもだと考えられます。子どもが片手のみで物に さわる時、もう一方の片手はどうなっているのでしょうか。それは、親の手や体や服を握っているのです。そして、親とつながることに よって、肉体も精神も頭も親の一部となっているのです。物事は両手でしなければ上手にできないので、親が片手を貸して物事を処理 してきたのでしょう。つまり、肉体も精神も頭もまだ自立していないのです。自立する必要もなく生きていけるならば、いつまでも自立 できません。必要があるからこそ能力が育成されるのです。

指先の能力を高めるには、両手を使った遊びをさせることが大切です。目と手を協調させて物事を完成させるという経験と、両手の 関係の中で一つのことができあがるという事実が、生きていくための基礎となるのです。あらゆるものは関係の中で存在しています。 分断したり、部分だけを見ることは、正しい意味での「片手落ち」です。正しく物事を理解し行動するためには、片手落ちになっては いけません。両手を使うこと、つまり全てを使うことが必要なのです。能力を全開にして一つのことを成し遂げると、一皮むけた能力を 獲得していることが多いのです。

空間能力の育成

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