ピグマリオンの教育方法

教える教育と学ばせる学育

高い知性を育てるためには、方法についても配慮が必要です。指導者から愛されている・大切にされているという気持ちが伝わらない 指導からは、優しさ・思いやり・愛ある心が育つはずがありません。笑顔に満ち、落ち着いた心で指導されることにより、事実をありの ままに観察し、関係として観ることができる余裕ある精神が育ち、穏やかで優しさに満ちた知性(人間性)が生まれるのです。

教育には2つの方法があります。それは、教える方法と学ばせる方法です。つまり、教える側を中心とした教育と、学ぶ側を中心に した学育です。

●「教える」教育法

教える教育は、ただ単に解答能力を付ける教育です。叱咤激励し、学ぶ側の不足を見つけて、不足分に注目して指導しようとします。 指導者が間違った部分を指摘し、その反動で生徒が感情的になり、不信感が芽生えます。その反動として、攻撃的になったり、自己弁解的 な性格になります。

解答能力をつける一番簡単な方法は、単に暗記させる、覚えさせることです。生徒の個性を理解せず、それぞれの能力の器を考える こともなく、わからなければ覚えなさいとばかり、暗記や解答のテクニックを教え込みます。このような方法では、生徒が苦痛を覚え、 勉強を嫌がるようになります。そうなると指導者もさらに叱咤激励し、教えようとするのですが、このような状態では逆効果です。

上下関係というのは、物の位置関係であり、人間関係ではありません。上意下達の有無を言わせぬ教え方では、指導者の自己中心的な 心を反映するので、生徒の心も荒廃してしまいます。

●「学ばせる」ピグマリオンの学育法

低いレベルの問題なら、解答能力だけをトレーニングしている生徒でも、テストの点数で勝るかもしれませんが、高い能力を必要と するレベルになると、問題解決能力を持った生徒に軍配が上がります。ピグマリオンメソッドで学んだ子どもたちが、高学年になれば なるほどよい成績になっていくのは、問題解決能力をきちんと育成しているからでしょう。

ピグマリオン学育は、学ぶ側の達成部分を見つけて褒め、不足分にはその処方箋を考え、きちんと学べるために対策を立て、学ぶ側の 能力育成に努めます。

褒められると自信が湧き、学ぶ喜びが生まれます。そして人への信頼、生きる喜びが生まれ、優しさ、思いやり、友情、他者を受け 入れる心が育ちます。70点取れば、取れない30点は不問にし、学んだことを褒めます。取れない30点は、その時点で理解できな かったもの、能力を超えるものであり、何点だろうとその時点での能力の限りの点数を取ったのです。そのことを褒め、不足分には 処方箋を与えればよいのです。間違った問題をもう一度させる前に、間違った原因である能力の不足をトレーニングで育て、理解に必要な 能力の器を大きくしてから問題に再挑戦させます。間違ったことに対する不快感はないので、素直に問題に取り組めます。

人類の知性獲得の歴史

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ピグマリオン幼児教育メソッド 心と知性の両方を創りあげる