何回かにわたり ピグマリオン学育研究所の顧問 石井氏の文章 を載せます  第4回 - 4

石井氏の文章

2013年には、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が、AIの進展によってこれから10~20年の間に、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が機械に代替されると予測しました。オズボーン准教授は、今後、銀行の融資担当者や保険の審査担当者と言うような、過去の実績や一定の基準をもとに判断をする業務は消えるだろうと予測し、スポーツの審判のように視覚で捉えたボールのinやoutという判断は、人間よりも機械の方が正確にこなす時代が来るだろう、と指摘しています。

日本の研究機関では、2015年12月に野村総合研究所が、10~20年後、今ある仕事の約49%がAIやロボットなどに代替されるという試算を発表しました。その試算と共に、機械に代替される可能性が高い職種と、代替されずに人間が担い続けるであろう職種についてのリストも提示されていますが、その対比はとても興味深いものです。端的に言えば、機械に代替されるものは、通関士や新聞配達員、そして警備員のような、一定のルールや経験値によってこなすことができる仕事です。一方で人間が担い続けるであろう職種は、理学療養士や保育士のような、人との触れ合いを主体とするものや、コピーライターやジュエリーデザイナーのような、新しいものを生み出す職種が挙げられています。

つまり、AI=人工知能の時代は、人工知能が確かに「思考」の域にまで踏み込んでくるものの、その思考力と行動は、単純なものであったり過去の蓄積によるものに強みを発揮する一方で、新しいものを生み出したり、人との触れ合いなど常に臨機応変な対処が求められるシーンにまで、侵出するとまでは考えられないと言えます。

そのようなAI=人工知能時代に求められる力と教育については、次回に考えてみたいと思います。

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