2010年4月アーカイブ

脳の90%以上ができあがるといわれている幼児期という特殊な時期を無視して、能力がある程度できあがってしまった小学生以上の教育方法を安易に持ち込んでよいものでしょうか。

(幼児とは、2~8歳児のことと考えています。)

幼児には幼児のための教育の目的と方法があります。

脳や能力ができあがる前に、人間の知性の、精神の基本型を創りあげる可能な限りレベルアップしておくのが幼児教育の目的です。

幼児という特殊な時期に対する深い理解・脳の発達段階や人間の知的能力獲得の歴史に対する理解などが十分でないと、かえって逆効果になるのが幼児教育です。

幼児教育を成功させるには、

①指先能力 ⇒ ②図形形態認識能力 ⇒ ③空間位置把握能力 ⇒

④数論理的思考力 ⇒ ⑤言語能力 ⇒ ⑥社会性

という、6つの能力を同時に段階的総合的に学ばせる必要があります。

幼児教室という看板をあげているのに、幼児のための教育を考えているところの少なさには驚かされます。

幼児教育は、知的障害者の教育や学校の先取り教育とはちがいます。

たしかに、幼児が、知識不足・能力不足であるのは、時期的にしかたありませんが、幼児は知的障害者ではありません。知的障害者の特殊性を幼児に押しつけると、知的障害者を育てることになります。(そのような幼児教室が知的障害者を生み出している事実がたくさんあります。)

また、幼児は、小学生ではありません。

幼児には、学校教育という、読み書き計算の、知識と技術の教育をすべきではありません。また、学校教育のような、<教える>という方法をとってはいけません。

勉強は、何のためにするの?

勉強って何のためにするのか知っていますよね。

そうです。勉強は、自分の能力を高めるためにするのですね。

それでは、自分の能力を高めるのは、何のためでしょう。

多くの人たちは、能力を高めるのは自分のためだと考えているようですが、それって間違っていませんか?

自分が勉強するのは、自分が幸せになるためではなく、他人を幸せにするためだと思いませんか?

自分の大切な人・愛している人が、困っているとき、悲しんでいるときに、自分に能力がないので、助けてあげることができなかったら、辛いでしょう。悲しいでしょう。自分が嫌いになってしまうでしょう。

だから、自分の能力をできるだけ素敵にしておくことが必要なのです。

 

勉強して、高い能力を育てて、その能力を他人の幸せのために使うと、自分の人生が楽しく素敵になっていくのです。

勉強は、他人を幸せにするためにするものです。

勉強して、素敵な人間になって、他人を幸せにするのが、人生の目的であり喜びであり楽しみであることをわかる人間に育てるのが教育の目的の1つです。