幼児教育ブログ

何を幼児教育の目的にするべきなのか(3)

幼児教育の目的は、社会性の獲得です。社会性は、多く人の全てに、1人ではできない高い能力を持たせることができるのです。

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 社会性とは、例えて言えば、化合物をつくる力です。酸素と水素が化合して水ができますが、酸素と水素のそれ自体には、水の持つ特性も有用性もあるわけではありません。

 社会性とは、各個人では持てない高い能力を創りだす能力です。

 人間同士を結びつける社会性は、優しさや寛容さなどと呼ばれますが、この社会性が、1人の人間には、とても無理なことを、誰にでも簡単に可能にさせるのです。

 例えば、1人で150㎏や200㎏を持ち上げる練習をしている人がいますが、それができて、オリンピックで優勝したとしても、150㎏や200㎏を持ち上げた人は、たったの1人です。その人だけです。

 努力を重ねて、自分1人だけが持てただけです。

 しかし、10㎏しか持ちあげることができない人たちが、100人で一緒に持ち上げるのなら、簡単に、500㎏でも持ち上げることができます。 そしてそれは、100人の人の全てが、500㎏を持ち上げた人になるのです。

 高い学歴とか人よりも優れるということを誇る心は、下品な程度の低い心です。他人の力を統合する能力、それには他人を思いやる心が不可欠ですが、それが最も高い能力であり、高い人格なのです。

 教育基本法に書いてある教育の目的は、人格の完成です。

 人間の脳の発達段階の最終段階が、前頭連合野にある社会性であるという事実も、このことを証明していると言えます。

 ですから、幼児教育の目的も、社会性の獲得です。 

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