幼児教育ブログ

⑥第10回アジア国際子ども映画祭/伊藤恭審査員特別賞

伊藤審査員特別賞/インドネシア/HoldOn

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 つまらなそうに勉強をしている少女。何もかもがつまらないのです。

 御菓子を食べたくても、おこづかいがありません。

 御菓子を食べている友達を見つめる少女の顔が寂しい。

 分けてあげようともしない友達を見つめる少女の顔は悲しい。

 帰宅しても、子どもにまったく注意を払わない親がいます。

 話し相手にもなってくれない親です。

 少女をおいて親はどこかに出かけ、少女の食事も忘れられています。

 食卓には、ほんの少しの残飯だけしかありません。

 食べ物を捜し回るが、どこにもありません。冷蔵庫をみるが、中は空。 食べ物がないので、冷え切った残飯を口に入れだけ。

 親が、子どもの食事を忘れているということは、少女自身の存在も忘れているということです。

 どのような理由があろうとも、子どもの食事や子どもの存在を忘れてしまう親などいるのでしょうか?

 文部科学大臣賞の韓国作品『無関心』と同じような内容のテーマです。 親が子どもの存在に無関心というのが、現代社会の特徴とでも言うのでしょうか?

 韓国とインドネシアという遠く離れた別の国で、親の子への無関心が、テーマになりうることに恐怖を覚えませんか?

 少女の涙は、現代社会の抗議です。世界中に共通する人間性の低さを泣いているのでしょうか。

 この少女を抱きしめたいと思い、ゴメンなさいと謝れる人たちは、この社会を変革する義務があるのではないでしょうか?

 悲しい、寂しい、そして恐怖にかられる作品です。

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