幼児教育ブログ

何回かにわたり ピグマリオン学育研究所の顧問 石井氏の文章 を載せます  第4回 - 2

人類が辿った、「道具」を使って発展してきた歴史

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人類の歴史は、「人間の持てる力以上のものを使いこなす発展の歩み」でありました。人類が他の動物と大きく異なる点は、本来自分にない「道具」を使って、自分の能力以上のことを成し遂げたことにあります。古く石器時代には、石を使いはじめ、自分の手や歯では切り裂けない動物の肉を引き裂き、火を使い、料理や開墾もするようになりました。また、馬や牛などの家畜を操り、田畑の開墾も効率的に行っていきました。器用に、柔軟に、自分が生来持ち合わせていないものを、道具や動物の力を使って、その活動範囲を徐々に拡げていったのでした。

こうした人類の歩みを、爆発的に前進させたのが産業革命です。蒸気機関の発明は、劇的に産業の発展を促すこととなりました。典型的な一例が、紡績機の発明です。糸をつむぐ紡績機が広く導入されたことで、それまでに一人の労働者が一ポンドの綿花を糸に紡ぐのに500時間かかっていたものが、3時間に短縮された、とされています。紡績機の誕生によって、それまで手で紡いでいた労働者たちは、次々に別の産業へ従事することによって経済も発展し、人口も爆発的に増加してゆきました。同様に、自動車の誕生や電力などインフラの整備も進み、産業革命から人類は大量生産を基本とした資本主義社会へと進んで行きます。このように、人類は自分の能力のうち、「腕力」や「持久力」にあたる部分に機械の力を活用して、自分の持てる能力の数万倍以上の力を発揮し、近代社会を作り上げたのです。

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